第3321回4月13日(水)
講演12時30分
南極の氷が語る72万年間の気候変動ーそして「最古の氷」掘削へー
国立極地研究所 准教授
川村 賢二 氏
1970年生まれ、94年東北大学理学部卒業、96年同大学院理学研究科地球物理学専攻博士課程前期修了、01年後期修了。02年スイス連邦ベルン大学研究員、04年米国スクリップス海洋学研究所研究員、06年より東北大学大学院理学研究科助手、07年国立極地研究所助教を経て11年より同研究所准教授。15年気象学会堀内賞、17年第四紀学会学術賞、20年雪氷学会学術賞受賞。著書に「地球温暖化―そのメカニズムと不確実性」等多数。地球温暖化による気候危機が深刻化する中、過去の気候変動や大気組成を保存した「タイムカプセル」である南極の氷を掘削し何が分かってきたのか。次の目標である「最古の氷」採取に向けた活動も紹介する。