第3351回11月30日(水)
講演12時30分
多国間通商体制の行方と日本の通商政策―WTO、TPP11からIPEFへ―
上智大学法学部 教授
川瀬 剛志 氏
1967年生まれ。90年慶應義塾大学法学部卒業、94年同大学大学院法学研究科後期博士課程中退、米国ジョージタウン大学法科大学院修了。同年神戸商科大学(現・兵庫県立大学)商経学部助手、99年同大学助教授、経済産業省通商機構部参事官補佐を経て、大阪大学大学院法学研究科准教授、07年より現職。現在、経済産業省に設置されている産業構造審議会特殊貿易措置小委員長を兼務。トランプ政権以降米国のTPP離脱等伝統的な多国間通商体制は危機に瀕している。IPEFなど友好国間での新たな枠組みが広がる中、多角的な自由貿易に依存せざるを得ない日本にとって、今後の通商政策はどうあるべきかを考える。