第3439回10月16日(水)
講演12時30分
国際社会の構造的対立をどう読み解くか
東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授
篠田 英朗 氏
1968年神奈川県生まれ。91年早稲田大学政治経済学部卒業、93年同大学大学院政治学研究科修士課程修了、98年ロンドン大学国際関係学部博士課程修了、国際関係学博士(Ph.D)取得。99年広島大学平和科学研究センター助手、05年同助教授を経て、13年より現職。12年「『国家主義』という思想」で第34回サントリー学芸賞、17年「集団的自衛権の思想史」で第18回読売・吉野作造賞を受賞。他に「ほんとうの憲法」等著書多数。現代社会では深刻な武力紛争が多発している。諸国の関係の構造的変化が背景にあり、冷戦終焉後に標準とされた国際秩序の仕組みに修正が求められており、その現状を冷厳に分析する。