一般社団法人 大阪倶楽部

定例午餐会

第3282回5月26日(水)
講演12時30分

中国によるモンゴル人ジェノサイドについて―過去から現在へ

静岡大学大学院人文社会科学研究科 教授
楊 海英     (大野 旭) 氏

1964年中国内モンゴル自治区オルドス生まれ。北京第二外国語大学日本語学科卒業。89年に来日、別府大学研究生を経て、1994年国立民族学博物館併設総合研究大学院大学で文化人類学の博士課程修了。95年関西外国語大学外国語学部 講師、97年中京女子大学人文学部助教授、99年静岡大学人文学部 助教授、2000年日本へ帰化し06年より現職。著書には10年に司馬遼太郎賞を受賞した「墓標なき草原」その他「草原と馬とモンゴル人」等多数。中国による諸民族に対する大量虐殺や同化教育の目的はどこにあるのか。この反人道的な行動は国際社会にどんな影響を及ぼしているのかを現地取材を基に報告する。