一般社団法人 大阪倶楽部

定例午餐会

第3300回10月6日(水)
講演12時30分

バイデン新政権と日本の外交

同志社大学 特別客員教授
兼原 信克 氏

1959年山口県生まれ。東京大学法学部在学中の80年に外務公務員採用上級試験に合格、81年卒業後外務省に入省。フランス語研修員としてフランス国立行政学院に留学後、85年欧州共同体(EC)政府代表部二等書記官、86年外務省条約局法規課課長補佐、92年欧亜局ロシア課首席事務官、98年外務省条約局法規課長、2001年外務省北米局日米安全保障条約課長、03年在米国日本国大使館公使、11年在大韓民国日本国大使館公使、12年外務省国際法局長、14年内閣官房副長官補兼国家安全保障局次長。18年仏政府よりレジオンドヌール勲章を授与される。19年退官、20年同志社大学特別客員教授。著書には「戦略外交原論」「歴史の教訓『失敗の本質』と国家戦略」等多数。バイデン新米大統領が誕生したが中国の台頭は天を衝く勢いだ。自由主義諸国が団結して自由と平和を守りながら、中国との関係を安定させていけるだろうか。アジアで最古の工業国家、民主国家である日本の知恵が問われている。今後の日本の外交戦略を考察する。