一般社団法人 大阪倶楽部

定例午餐会

第3363回3月15日(水)
講演12時30分

がんの近赤外光線免疫療法(光免疫療法)

関西医科大学光免疫医学研究所所長・米国立衛生研究所(NIH)    主任研究員   
小林 久隆 氏

1961年西宮市生まれ。87年京都大学医学部医学科卒業、88年国立京都病院放射線科レジデント、95年京都大学大学院医学研究科博士課程修了し医学博士号取得。同年米国立衛生研究所(NIH)臨床センターフェロー、01年NIHおよびNCI(米国立がん研究所)のシニアフェローに就任。05年より現職。光免疫療法の研究・開発により14年NIH長官賞、17年にNCI長官個人表彰を受ける。著書に「がんを瞬時に破壊する光免疫療法 身体にやさしい新治療が医療を変える」がある。光免疫療法は従来のがん治療とは異なるコンセプトのがん治療法で、がん細胞の数を減らしながら免疫力を強化してがんの根治を図って行く。この光免疫療法について解説する。