一般社団法人 大阪倶楽部

定例午餐会

第3372回5月24日(水)
講演12時30分

今一度『日本の自殺』を考える

京都大学こころの未来研究センター 特任教授
佐伯 啓思 氏

1949年奈良県生まれ。79年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得、広島修道大学、滋賀大学等を経て93年京都大学総合人間学部教授。97年同大学大学院人間・環境学研究科教授、15年3月退官し京都大学名誉教授、同大学こころの未来研究センター特任教授。専門は政治・経済・思想を中心にした現代社会論。著書に「さらば、民主主義」「異論のススメ正論のススメ」等多数。戦後の日本は物質的には目覚ましい発展を遂げたが、道徳は荒廃し日本はその個性を見失って茫然と立ち尽くしている。75年に発表された論文「日本の自殺」を今一度取り上げ、日本衰退のプロセスを解きほぐし、その解決について考える。