一般社団法人 大阪倶楽部

定例午餐会

第3415回4月24日(水)
講演12時30分

ペリーは日本を開国したのか?~日米和親条約交渉経緯の再評価

日本国際問題研究所 客員研究員
大島 正太郎 氏

1943年東京都生まれ。62年~64年米国カールトン大学留学、68年東京大学法学部卒業し外務省入省。97年より同省経済局長、在サウジアラビア大使、経済担当外務審議官、在ジュネーブ日本政府代表、在韓国大使歴任後08年に退官。同年世界貿易機関・上級委員会委員、TPP担当政府代表を経て13年より20年まで国際経済研究所理事長、21年より現職。米国ではペリーが締結した「日米和親条約」によって日本が開国されたといわれることが多い。しかし当時幕府は、この条約は鎖国政策を変えてはいないと見ていた。日米最初の外交交渉経緯を見ることで、両国関係の端緒となった条約を日米国内政治の中で位置づけ、今日への示唆を探る。