一般社団法人 大阪倶楽部

定例午餐会

第3418回5月15日(水)
講演12時30分

小林一三と長期企業戦略

作家
鹿島 茂 氏

1949年横浜市生まれ。73年東京大学文学部仏文科卒業、78年同大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得後退学。その後共立女子大学文芸学部教授、明治大学国際日本学部教授を歴任し20年に退職。それ以降文筆活動に専念。専門は19世紀フランス文学。著書に読売文学賞を受賞した「職業別パリ風俗」「日本が生んだ偉大なるイノベーター 小林一三」等多数。かつてない人口減少に遭遇している日本において、明治時代に人口増加の趨勢を捉えて、長期企業戦略を打ち出した小林一三の思考法に、21世紀の我々として見習うべきものはないだろうか。人口の元である家族形態の概説から、小林の戦略、最終的に日本の未来像を考える。