一般社団法人 大阪倶楽部

定例午餐会

第3443回11月13日(水)
講演12時30分

「近来の世相ただ事ならず」─地政学的危機と民主主義の危機:日本の針路は何か

国際文化会館グローバル・カウンシル・チェアマン
船橋 洋一 氏

1944年北京生まれ、68年東京大学教養学部卒業(法学博士)、同年朝日新聞社入社。北京特派員、ワシントン特派員、アメリカ総局長、コラムニスト等を経て2007年~10年朝日新聞社主筆。米国際経済研究所客員研究員、米ブルッキングズ研究所特別招聘スカラーを経て、22年~23年まで「国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議」構成員を務めた。11年日本再建イニシアティブを設立し理事長、17年アジア・パシフィック・イニシアティブに名称変更、22年公益財団法人国際文化会館と総合しグローバル・カウンシル・チェアマンを務める。ジャーナリストとしてボーン上田賞、石橋湛山賞、日本記者クラブ賞を受賞。著書に「21世紀 地政学入門」「国民安全保障国家論」等多数。現在世界の民主主義は混迷の度合いを高め後退しつつある中、日本はこれまで以上に危機に強い政治と社会を作らねばならない。危機の時代に生き延びる日本の針路を探求する際に欠かせない「国民安全保障国家」という新しい「国の形」を提唱する。