第3455回2月26日(水)
講演12時30分
習近平政権の2025年問題-トランプ政権2.0と習近平政権の内憂外患
東京財団政策研究所 主席研究員
柯 隆 氏
1963年中国南京市生まれ。86年金陵科技学院日本語学科を卒業し88年に来日、94年名古屋大学大学院経済学研究科修士課程を修了し、長銀総合研究所研究員。98年富士通総研経済研究所に移り主任研究員、06年同研究所主席研究員に就任。18年より現職。静岡県立大学グローバル地域センター特任教授、多摩大学大学院客員教授を兼務。著書に「中国不動産バブル」等多数。中国は不動産不況長期化と若年層の失業率高止まりで深刻な社会不安に陥っている。また、トランプ政権の誕生により、米国の中国に対する経済制裁が一段と厳しくなり、米中対立の激化が予想されている。このような中、これからの日中関係を展望し、日本独自の戦略の練り直しについて考える。