第3473回11月26日(水)
講演12時30分
科学技術と共に実現するインクルーシブな未来社会に向けて
日本科学未来館 館長
浅川 智恵子 氏
1985年日本IBMに入社。情報アクセシビリティの研究に従事、工学博士。2009年IBMフェロー就任。2013年紫綬褒章受章。2014年よりカーネギーメロン大学客員教授を兼務。2018年米IBM TJ ワトソン研究所に転籍、2021年より日本科学未来館館長を兼務。視覚障害者は情報アクセスと自立移動に大きな困難を抱えている。情報アクセスは音声ウェブアクセス技術などにより向上してきたが、移動支援には課題が残る。視覚障害を持つ研究者として、科学技術が果たすべき役割を考察し、現在開発に取組み中のナビゲーションロボットAIスーツケースの紹介と社会実装に向けた壁について解説する。