一般社団法人 大阪倶楽部

定例午餐会

第3151回7月18日(水)
午餐11時00分 講演12時30分

立憲民主主義と安全保障

東京大学大学院法学政治学研究科 教授
井上 達夫 氏

1954年大阪市生れ、77年東京大学法学部卒業後、同大学法学部助手、80年教養学部助手を経て83年千葉大学法経学部助教授、86~88年フルブライト交流客員研究員として米ハーバード大学哲学科で在外研究、91年東京大学大学院法学政治学研究科助教授、95年現職に就任。02年米ニューヨーク大学法科大学院客員教授、03年独ボン大学欧州統合研究所上級研究員、05年~14年日本学術会議会員、09年~13年日本法哲学会理事長。著書に、『共生の作法--会話としての正義』(サントリー学芸賞受賞)、『法という企て』(和辻哲郎文化賞受賞)、『世界正義論』、『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください--井上達夫の法哲学入門』等多数。9条問題をめぐっては従来の護憲派も改憲派もともに欺瞞に陥っているが、これは立憲民主主義についての彼らの理解が根本的に倒錯しているからである。本講演では、立憲民主主義とは何かを法哲学の視点から原理的に考察して、護憲派・改憲派双方の欺瞞を批判し、憲法と安全保障とのあるべき関係を解明する。その上で、立憲民主主義の精神に即した憲法改正の方向を提示する。