一般社団法人 大阪倶楽部

定例午餐会

第3188回5月8日(水)
午餐11時00分 講演12時30分

分かちあう心の進化

京都大学高等研究院 特別教授
松沢 哲郎 氏

1950年愛媛県生れ、74年京都大学文学部哲学科卒業、76年同大学大学院文学研究科修士課程修了、同大学霊長類研究所助手、77年より「アイ・プロジェクト」と呼ばれるチンパンジーの心の研究に従事、87年同大学霊長類研究所助教授、89年理学博士、93~16年同研究所教授、06~12年同研究所長、16年現職。04年紫綬褒章受章、13年文化功労者。著書に「想像するちから」「分かちあう心の進化」等多数。チンパンジーの野外研究と実験研究から人間の心について考察する。「想像するちから」が人間では顕著だ。目の前にないものに思いをはせることができる。それによって未来を構想し、言語を操り、他者の心を理解する。想像するちからが、人間に固有の母子-家族-共同体という多層の社会関係を支えている。