一般社団法人 大阪倶楽部

定例午餐会


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">第3211回10月23日(水)
午餐11時00分 講演12時30分

芸術と科学のあいだ

青山学院大学教授米国ロックフェラー大学客員教授
福岡 伸一 氏

1959年東京都生れ、82年京都大学農学部卒業、87年同大学大学院博士課程修了、米国ハーバード大学医学部博士研究員、91年京都大学食料科学研究所講師、94年助教授、04年現職。専攻は分子生物学。07年「生物と無生物のあいだ」でサントリー学芸賞受賞。著書に「ナチュラリスト-生命を愛でる人」「フェルメール隠された次元」他多数。画家フェルメールや顕微鏡の父レーウェンフックが生きた17世紀は、科学も、芸術も、哲学もまだ未分化で、同じ夢を見ていた時代。デカルトもパスカルも同時代の人です。その後、私たちは豊かさを求めデカルト的な思考をより先鋭化し、レーウェンフックの「世界を分けて記述する方法」をより加速し、それが「文明」の進むべき道だと考えました。その果てに私たちの「今」があります。フェルメールとレーウェンフックにまつわる大胆な仮説を入口に、17世紀という科学と芸術の分岐点に今一度立ち返り、損なわれたものを回復するための契機を探ります。