第3347回10月26日(水)
講演12時30分
ロシア・ウクライナ戦争の東アジアへの影響:中国の核問題を中心に
一橋大学大学院法学研究科 教授国際・公共政策大学院 院長
秋山 信将 氏
1967年静岡県生まれ。90年一橋大学法学部卒業、94年米国コーネル大学大学院修士課程修了。98年広島市立大学助手、01年同大学講師を経て、04年日本国際問題研究所研究員。07年一橋大学国際・公共政策大学院准教授、12年同大学院教授。16年から18年外務省に出向し在ウィーン国際機関日本政府代表部で公使参事官として核セキュリティ、原子力安全を担当、18年より現職。21年より法務省公安審査委員を兼務。著書に「核不拡散をめぐる国際政治―規範の遵守、秩序の変容」等多数。ロシアによるウクライナ侵攻では核大国を隣人に抱える非核兵器国の安全保障のあり方に大きな疑問が投げかけられた。東アジアでは中国が急速に核戦力を拡大しつつあり、この中国の軍拡が日本の安全保障に与える影響について考える。