第3312回2月2日(水)
講演12時30分
わが国のエネルギー・温暖化政策の現状と課題ー2050年カーボンニュートラルを真面目に考えるー
国際環境経済研究所 理事・主席研究員東北大学 特任教授
竹内 純子 氏
慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、1994年東京電力入社。東京電力では主に環境部門を担当し尾瀬湿原の保護業務にも携わった。11年福島原子力発電所事故を契機に東京電力を退社し独立の研究者となる。国連気候変動枠組条約交渉に参加し、内閣府規制改革推進会議など多数の政府委員や、東北大学特任教授を務める傍ら、エネルギー産業の変革を進める「U3Innovations合同会社」を創設し、政策とビジネス両面からエネルギー変革に取り組んでいる。著書に「エネルギー産業2030の戦略 Utility3.0の実装」等がある。気候変動対策として、日本も2050年の温室効果ガス排出実質ゼロを掲げた。政府はグリーンとデジタルを経済回復の柱と位置づけるが、その道筋は具体化されていない。産業革命以上の変革といわれるカーボンニュートラルをどう実現するのかを具体的に考察する。