第3400回12月13日（水）
講演12時30分
2024年の内外情勢を展望する
京都大学 名誉教授
中西 輝政 氏
1947年大阪府生まれ。71年京都大学法学部卒業、73年同大学大学院法学研究科修士課程修了、77年英国ケンブリッジ大学歴史学部大学院修了、78年京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学、同大学法学部助手。その後三重大学人文学部助教授、米国スタンフォード大学客員研究員、静岡県立大学国際関係学部教授を経て、95年京都大学大学院人間・環境学研究科教授、12年京都大学名誉教授。90年石橋湛山賞、97年「大英帝国衰亡史」で毎日出版文化賞、山本七平賞、03年正論大賞受賞。著書に「帝国としての中国」「アメリカ外交の魂」等多数。中東におけるイスラエルとハマスの衝突は、長期化するウクライナ戦争や、世界経済をも翻弄する米中の覇権争いとも重なり、国際情勢は「天下大乱」の様相を呈し始めた。果たしてこの流れは2024年もさらに悪化するのか。日本再生への動きも合わせて大きな展望を描く。