一般社団法人 大阪倶楽部

定例午餐会

第3403回1月24日(水)
講演12時30分

間違いだらけの日本の半導体産業政策

微細加工研究所 所長
湯之上 隆 氏

1961年静岡県生まれ。85年京都大学理工学部物理学科卒業、87年同大学大学院工学研究科修士課程修了。日立製作所入社。以降16年にわたり半導体の微細加工技術開発に従事。00年京都大学より工学博士の学位取得。現在、微細加工研究所の所長として、半導体関連企業のコンサルタントおよびジャーナリストとして活躍中。著書に「半導体有事」等多数。世界的に空前の半導体ブームが到来している。00年以降、凋落の一途をたどっていた日本も半導体の受託生産で世界シェア60%を占める台湾TSMCを熊本に誘致、また新会社ラピダスが27年までに2nmの先端半導体を量産すると発表するなど、復活を目指そうとしている。しかしこれらの半導体政策は間違いだらけであることを論じる。