第3368回4月19日(水)
講演12時30分
漢字に見る古代人の知恵
京都大学 名誉教授
阿辻 哲次 氏
1951年大阪府生まれ。75年京都大学文学部卒業、80年同大学大学院博士後期課程修了し、81年同大学文学部助手、82年静岡大学人文学部助教授を経て90年より京都大学教養部助教授、17年京都大学名誉教授。専門は中国文化史、中国文字学。第22期国語審議会委員、また、文化審議会国語分科会漢字小委員会委員として10年の常用漢字表改定に携わる。著書に「漢字再入門」「戦後日本漢字史」等多数。漢字は古代人が私たちに遺してくれた貴重なカプセル。そこには私たちが忘れてきた価値観が詰まっている。古代象形文字を分析しながら、そこに見られる豊かな世界を一緒に考える。