一般社団法人 大阪倶楽部

定例午餐会

第3268回1月20日(水)
講演12時30分

よくできるとはどういうことかー学習から学問へ

JT生命誌研究館 館長
永田 和宏 氏

1947年滋賀県生まれ。71年京都大学理学部物理学科卒業、森永乳業入社。76年退社後、京都大学結核胸部疾患研究所に入所し理学博士取得。84年米国国立がん研究所に助教授として留学し、コラーゲン特異的分子シャペロンを発見。88年京都大学結核胸部疾患研究所教授、98年同大学再生医科学研究所教授。2010年同大学を退官し京都大学総合生命科学部教授・学部長、16年同タンパク質動態研究所所長を経て、20年に現職。一方、歌人として1966年京都大学短歌会入会、67年同人誌「幻想派」創刊に参加。著書には研究者として「タンパク質の一生」「細胞の不思議」等多数。また歌人として「メビウスの地平」(現代歌人集会賞受賞)「華氏」(寺山修司短歌賞)等多数あり。若者を中心にすぐに答えを求めてしまう傾向があるが、学問とは何か、研究とは何か、よくできるとは何かを再考する。