第3460回4月2日(水)
講演12時30分
中央アジアから見た「東・中央ユーラシア」の安全保障―「ロシア・ウクライナ戦争」で露呈した米・中・露の三角関係―
中国研究所 会長
田中 哲二 氏
1942年埼玉県生れ。67年東京外国語大学卒業、日本銀行入行。国際金融情報センター統括審議役、日銀国際局参事・考査役を経てIMF・日銀より中央アジアへ派遣。キルギス大統領経済顧問、カザフスタン文部・科学大臣顧問、ウズベキス銀行協会特別顧問、中央アジア日本センター初代館長等を歴任。帰国後、国連大学長上級顧問、政策研究大学院大学客員教授、拓殖大学・国士舘大学客員教授等を務める。現在は、中国研究所会長、中央ユーラシア総合調査会理事長。著書は「お金の履歴書」「キルギス大統領顧問日記」など多数。中央アジア諸国は、1991年の独立後「政治はモスクワに従い、経済実利は中国から得る」戦略から「ロシア・ウクライナ戦争」により、ロシアとの政治的距離感を慎重に見直しつつある。拡大を続ける中国をけん制する第二期トランプ政権との関係を含め、東・中央ユーラシアの安全保障について展望する。